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2014年10月11日土曜日

災害から身を守る知恵

ご存知武田教授のサイトより転載
http://takedanet.com/2014/10/post_e48a.html

「異常気象」から身を守るために(5) 日本の安全は自分たちで


「ijyou5__20140928834.mp3」をダウンロード


オーストラリアはアングロサクソンなのに自然の脅威(洪水)を認めて護岸をせず、保険をかけてより良い生活をしている。ベトナムは自然の脅威(洪水)を認めて、水を呼び込み、肥料を少なく、自然の中で豊かな農業を営んでいる。
日本は山があり谷があり、温帯の島国で雨にも恵まれている。もし日本人に「自然を生かす」という考えがあれば、日本ほど恵まれたところはないだろう。でも、「仮装」で社会を作っているので、いつまでも犠牲者を出している。
崖崩れが頻繁に起こるのは自然を大切にするグループというのが、現状を変えるなということと、それが土建屋の売上にもなるので、崖崩れのたびに「旧に復する」という工事をする。土建屋は悪くない。注文が来るのだからそれを断ることは失礼だ。
土には土の安息角があり、崩れるところはいずれ崩れる。古い山脈がなだらかで、若い山脈が急峻なのはそのためであることは中学校の理科で学ぶ。でも、いつも「旧に復する」から、いつまでたっても山は崩れ、山肌は汚いコンクリートで覆われている。景観を重んじて堤防を作らないオーストラリアに劣る。
大雨ごとに都市のマンホールから水が噴き出す。川の護岸工事をして氾濫を防ぎ、さらに浚渫もしない。日本の平野は川が山から持ってきた土砂で出来ている沖積平野であることを忘れた人が多い。氾濫すると「何をやっているのだ!」と役所をバッシングする。役所は説明しても無駄とばかり、堤防を築く。そうすると川底が上がり、天井川になって大雨のときには水が川から下水へと逆流する。なにしろ平野の水をポンプで川に上げているのだから。ベトナムは自然の力を借りて、いつも川が下にある。
御嶽山が噴火した。予報はなかった。火山の噴火は予知できると言って予算をとり、できないと言い訳をする。まだまだ学問的には予知はできないのに、それを言わない。学問はわからないことがあることを一般の人に知らせない。温暖化も地震予知も同じだから、東海地震は来ないし、阪神淡路、東北大震災で多くの人が死ぬ。
省庁が縦割りになっていて、災害を減らすということより、自分の省益を守るので精一杯だ。マスコミも台風や災害があったほうが視聴率が上がるから助かる。誰も彼もが自分のことで精一杯になっている。
だから、仕方がない。このブログを中心にして自分たちで日本列島の安全を守ろう。データは十分にあるし、科学的な考え方もできる。あとは事実を真正面から見る勇気だが、親なのだからそのぐらいの勇気を持つのは義務だろう。
日本列島に毎年、降る一時間に100ミリ、一日に800ミリぐらいの雨を日本人一人の人が経験するのは400年に一度だから、「一生に経験したことがない」という気象庁の発表を毎年、聞かなければならない。これでは狼少年だから判断ができない。
次回から現実に日本列島で災害を防ぐための具体的方法をブログで示していきたい。原発も含めて。
(平成26928日)


武田邦彦
転載 以上

武田教授の話も下のurlも知っておくと得をするかも。
引っ越しを予定する人、土地を買う予定の人あるいは現在、近くに斜面のあるお宅の人は以下のurlも見ておいてください。
これで災害が未然に避けられるかもしれません。

武田教授の話を再度以下に

土には土の安息角があり、崩れるところはいずれ崩れる。古い山脈がなだらかで、若い山脈が急峻なのはそのためである

再掲以上


このサイトでは斜度25度と書いてありますが、この角度の意味することは赤い太い線の角度と考えるのが正しいでしょう。

上記サイトより図を拝借して赤い太線を入れた図

自宅が赤い太い線の左下にある場合、すぐ近くにある斜面の角度で考えると間違いです。


更に先の山頂や崖の頂上部からの平均斜度で考えるべきです。

上記サイトのなかで「25度よりも小さいとほとんど崩れません.」と書かれていますが、この「ほとんどが曲者です」


余裕を見るのが正しいかと考えます。
土の種類や地層の構成、地すべりの原因によっては斜度が20度でもなんだかなーと考えます。

そこに住居を構えてしまった人には引っ越しが最善の策なのですが、それが無理なら危険な徴候だけは知識として覚えておき、見逃さないようにしてください。

これから引っ越しを予定する人は、上記サイトをよく読むと危険な土地が透けて見えてきます。
となると・・・・・・格安な土地って意外とこういう物件が多かったりするんですよね。
更に造成地だともっとリスクは上がります。


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